旅するトマト農家 織田茜のブログ

東京から夫婦で高知に移住(Uターン&Iターン)。2017年4月から夫婦でトマト農家になりました。

私の同居生活について

      2016/04/17

私の同居生活について

 

もうひとつ、私が悩んだのが“同居”のことでした。

私達夫婦が同居していたのは、旦那さんの実家。働いてもいない私達二人は、旦那さんのご実家におんぶにだっこ状態。それが本当に申し訳なくて。

しかも、主婦業もお義母さんに頼りっぱなし。もう、ただでさえこの居候状態が肩身が狭くてしかたありませんでした。

これが自分の実家なら、私は遠慮という気持ちはなく、同居生活を満喫していたかもしれません。

でも、まがりなりにも私はお嫁さんの立場。

しかも、30代、それなりに仕事をしてきて、これまで自分の生活は全て自分で責任をもって営んできていただけに、人に生活を頼ってしまうっていう自分をなかなか許せませんでした。

さらには、同居していたお家は二世帯住宅ではなく、完全に全てが共同生活。お義父さんもお義母さんも「好きなようにしてね」と優しく言ってくれましたが、遠慮の塊だった当時の私は、やっぱり自分勝手にすることはなかなかできませんでした。

特に、台所は女の聖域

お義母さんの邪魔をしちゃいけないって思ったら、食事を作るっていうことが気ままにできなくて、余計に何もできなくなってしまいました。

 

一人では出掛けることすらできない私

 

移住したての私は車の免許を持っていませんでした。ずっと住んでいた東京では、交通網が発達しているので、車がなくても十分生活できます。

でも、田舎は違います。

同居していたお家は、駅から車で15分程のところにあり、どこかに行こうと思ったら、車がないと困ってしまう状況でした。

出掛けたくても、旦那さんやお義父さん、お義母さんに頼まなくちゃ移動もできない。

東京に居た頃の私は、興味のあることに邁進するタイプ。思い立ったら興味のある場に出かけたり、自由気ままに行動していました。

そんな私にとって、自分一人で好き勝手にあちこち行けないっていうのは結構ストレスで。自分がもっとオープンマインドな性格なら問題なかっただろうとも思うのですが、なにせ内弁慶な私。

気心の知れた旦那さんならともかく、お義父さんやお義母さんに駅までの送迎等を頻繁にお願いするっていうのは、やっぱり多少なりとも気を遣うわけでして。

旦那さんが用事や飲み会で出掛けてしまうと、車を運転できない私は家から出ることもできず、同居先の家で一人ぼっちになっていました。

 

自己批判の毎日

 

そういう時間を過ごしていると、私の心に浮かぶのは、自分を批判する言葉ばかり・・・

 

仕事してなくてお義父さんお義母さんに生活を頼ってるなんて、なんてお嫁さんなんだ

家事をお義母さんに頼ってるなんて、私、お嫁さん失格だ

1人で出掛けることもできないなんて、自分て何もできないんだなぁ

私って一体何の役に立ってるんだろう・・・

役に立つどころか、迷惑で重荷になってるんじゃないか

そもそも、私って必要な人間なの?

こんな自分、サイテーだ・・・

 

と、まあ、存在価値下げまくりの言葉のオンパレード。

そんな言葉ばかりがしょっちゅう頭に浮かび、心に浮かび、口からも出るんですから、もう、日に日に自分の存在価値がなくなっていきました。

 

同居前にお互いのボーダーラインをはっきりさせておこう

 

ただ、今思うのは、“なんとかなる”って思いだけじゃ“なんにもならない”ってこと。

移住する前の私は、旦那さんのお義父さんも、お義母さんも、おばあちゃまも良い人だから、なんにも問題ないって思ってましたし、そもそも同居について深く考えていませんでした。

でも、人が集まれば少なからず違和感や摩擦が生じるのが普通です。

特に、これまで他人だった者同士が、結婚によっていきなり家族としてひとつ屋根の下で暮らすんですから、何もない方がおかしいんですよね。

だけど、ふとしたことで感じる違和感や戸惑いに対して、そんなことを感じる私はダメなお嫁さんだって思いがぬぐえず、自分を責めに責めました。

また、私がこの環境に慣れてないからしんどいだけで、いつか慣れて過ごしやすくなるはずって思うようにしてました。

でも、当たり前ですけど、いつかなんてそうそうやってきません。

違う人間なんだから、好みも生活スタイルも価値観も違うのは当たり前。

何が許せて、何が許せないのか、共同生活におけるお互いのボーダーラインをはっきりさせておくことが大切かなと思います。

ま、最初はなかなか言いづらいんですけどね。

でも、これができてたら、私も旦那さんも、お義父さんもお義母さんもおばあちゃまも苦しまなくてすんだのかなって思います。

そう、同居生活ってお嫁さんだけが辛いんじゃないんですよね。

みんなそれぞれ遠慮して気を使ってるんです。

もちろん、私は同居が悪いとは思っていませんし、全てが私と同じケースだとも思っていません。

私の知り合いでも、同居生活を楽しんでるお嫁さんもいます。こればっかりは、もう性格やその時の状況によるのかなって思います。

しかも、当時の私はお嫁さんとして旦那さんの奥さんとしても、何もできない自分に自信が持てなかったこともあり、どんどん心を閉ざしていってしまってました。だからこそ、そこにある良さや幸せに気づけずにいたんだろうなと今では思います。

お義父さん、お義母さん、おばあちゃま、あの時は素直に甘えられなくてごめんなさい。

でも、笑顔で私を家族として迎えてくださったこと、本当に嬉しかったんですよ。

ふつつかな嫁ですが、これからもよろしくお願いいたします。

今日はここまで☆

このブログを見ているあなたとのご縁に感謝を込めて。

 

このブログを書いている人

織田茜
織田茜
元表参道OL。長年暮らした東京から2014年7月に高知県に夫婦で移住。
2017年4月から、夫婦でトマト農家になりました。
“自分らしく、毎日を楽しむ”をテーマに、日々を過ごしています。
移住先の高知でのお気に入りは、芋屋金次郎のスウィーツ。

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