旅するトマト農家 織田茜のブログ

東京から夫婦で高知に移住(Uターン&Iターン)。2017年4月から夫婦でトマト農家になりました。

故郷の味は、醤油と味噌にあり。

   

鹿児島の独特の食材と言えば、醤油が有名です。

高校卒業後、県外に出た時に衝撃だった食材は、「醤油」でした。特に、東京で初めてお刺身を買って、付いていた醤油を使った時のあの衝撃!もう辛くて味が濃くて、ビックリしたのを今でも覚えています。そして、この時、これまで普通に使っていた醤油が、全国の中でも特徴あるものなんだと初めて知りました。

私は鹿児島から醤油を送ってもらうことはしなかったのですが、友人や親せきの方では、県外に出ても醤油だけは鹿児島からお取り寄せしているという方も結構います。

私はただ単にお取り寄せの発想が当時はなかっただけで(笑)

慣れないながらも東京の醤油を使い続けていましたが、料理に使うならまだしも、醤油単体で味わうことはしば~らくできなくて。でも、東京での生活が長くなった頃、いつしか東京の醤油にも違和感がなくなっていました。

とは言っても、今でも私は慣れ親しんだ鹿児島の醤油が大好きです。

鹿児島の醤油と言えば、みなさんよくご存じのように「甘い」のが特徴です。鹿児島の醤油が甘いのにはいろんな理由があると考えられているそうですが、私としては、やっぱり食文化が一つの理由かなと思っています。

鹿児島の食文化の代表と言えば、焼酎です。この焼酎に合うのは、甘辛い味付けのものがピッタリなんですよね。実家に帰ると、地元の醤油でお刺身を食べながら、「やっぱりこれだな~」と実感しています。

鹿児島のお味噌は、麦味噌が主流です。

鹿児島は醤油にも特徴がありますが、さらに特徴的なのが「お味噌」。鹿児島のお味噌は、だいたい麦味噌です。お醤油もそうですが、お味噌もやっぱりほんのり甘みのある味わいです。

東京では合わせみそが主流でしたので、私も合わせ味噌を使っていましたが、麦味噌もちゃんと冷蔵庫に常備していました。麦味噌で味噌汁を作ると、やっぱりソウルフードだなぁって思うんですよね。

高知県出身の旦那さんとお付き合いして、私のマンションで食事を作った時のこと。私にとっては慣れ親しんだ麦味噌ですが、旦那さんはとっても珍しかったようです。でも、優しい甘みは旦那さんの口にも合ったのか、「美味しい」と言って食べてくれました。それから、私のマンションで食事をする時は、旦那さんも麦味噌のお味噌汁が定番となりました。

故郷を離れても、我が家の食卓で故郷の味を味わえる喜び

結婚する大分前に、東京の知人(男性)から聞いた話で印象的だったものがあります。

その方の奥様は名古屋出身。名古屋と言えば、味噌カツやてんむす、小倉アントーストなど、個性的な食べ物が溢れる街です。

結婚するまで名古屋で育った奥様は、味覚ももちろん生粋の名古屋っ子。東京にやってきた時に、知っている人がいない寂しさはもちろん、自分の知った味が無いことに孤独感を覚えたそうです。

そんな奥様を見て、遠く故郷を離れた寂しさをできるだけ感じさせないようにしたい!そう思った知人は、食卓では奥様の大好きな名古屋の味つけをすることを勧めたそうです。

そうはいっても、はじめは、東京出身の旦那様に遠慮して名古屋の味付けをなかなかできなかった奥様。それでも、自分が小さな頃から慣れ親しんだ味を大好きな家族と食卓で楽しめることは大きな活力になったようです。しかも、大好きな旦那様は名古屋の味を「美味しいね」といって食べてくれる。

これってすっごく幸せなことですよね。

知人も最初は東京の味付けとの違いを感じることも多かったそうですが、奥様が大好きな名古屋の味付けが今では本当に大好きになったんだとか。

私も、高知に来てからも麦味噌をはじめ、鹿児島の味付けをすることが結構あります。そして、旦那さんは、それを「美味しい」といって笑顔で食べてくれます。

そのことが、本当に嬉しくて幸せでありがたいなあとしみじみ実感する毎日です。

遠く離れた故郷を、今旦那さんと暮らす高知で笑顔で楽しめる。優しい甘さの麦味噌のお味噌汁を飲みながら、心がぽかぽかしてくるのを感じるのでした。

 

今日はここまで☆

このブログを見ているあなたとのご縁に感謝を込めて。

 

 

このブログを書いている人

織田茜
織田茜
元表参道OL。長年暮らした東京から2014年7月に高知県に夫婦で移住。
2017年4月から、夫婦でトマト農家になりました。
“自分らしく、毎日を楽しむ”をテーマに、日々を過ごしています。
移住先の高知でのお気に入りは、芋屋金次郎のスウィーツ。

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